2017-10

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毒霧の代償

P2G-023

強烈な爆音とともに辺りに悪臭が立ち込める。
密林の澄んだ空気に割って入るかのようにそれは毒々しい色を放っていた。

私はある程度予測をつけていたので、あらかじめ距離をとり呼吸を止めていたが、
鼻ををつんざく悪臭は神経を侵すには十分だった。
幸い、薬や食料を摂ることはできそうだがすんなり喉を通ってくれるかは疑わしい。
私は軽く舌を打ちながら次弾をリロードし、反撃の機会を伺ったが、
黄土色の毒霧と土埃で標的を見失ってしまった。

一時の静寂に緊張が走る。
どうやら“彼女”は、この毒霧を目くらましに利用しようという算段のようだ。
「自由奔放に暴れまわるだけの猿ではないのだな」と思わず感心させられる。
私は静かに目を閉じてボーンシューターを構えなおし、意識をバレルの先端に集中させ
その時が来るのを待つ。

再び開眼した刹那、その時はやってきた。
死角からの確かな殺気を感じた私は、迷うことなくトリガーを引いた。
鋭く尖った鉤爪が頬をかすめる。後ずさりはしたが、かすり傷で済んだ。

だが彼女の方は、今し方撃ち抜かれた鬣を両手で押さえ、
目を真っ赤にして再び毒霧を放っている。
目くらましだった毒霧と、同時に舞った土埃の微妙な変化を見逃さなかった私の一撃が、
彼女の尖爪より僅かに速かったようだ。

私は手の甲で頬の鮮血を拭い、そのまま親指を下に突出しながら舌を出し、
挑発のポーズをとって見せた──。



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その異名は「先生」

P2G-019

人(ハンター)は彼を「先生」と呼ぶ。
怪鳥イャンクックは、鳥竜種に属する小型の飛竜であるが、
新米のハンターが初めて相対する事となる言わば飛竜の登竜門だ。
飛竜の攻撃行動を学ぶ上で、彼の指導なくしては他の飛竜と渡り合うことは難しい。
故に先生の愛称で呼ばれ、可愛らしい外見も含め親しまれている。
旧世代のハンターのその全てが彼の教え子と言っても過言ではないだろう。

私も、もちろん生徒。
初めてまみえた時は、当たり判定の広い尻尾で叩かれ、ノーモーションの突進に撥ねられ、
乱れ撃ちの火炎液に髪を焦がされたものだ。
まず攻撃パターンを観察・把握し、体ではなく頭で考える立ち回りを意識することの大事さを知り、
狩猟を達成したときの喜び、ひいてはモンスターハンターの楽しさを教わったのである。
あなたももし生徒であるならば、たまには恩師に顔を見せに行ってはどうだろうか?
もちろん新入生のあなたのことも、先生は手厳しくそして手厚く迎えてくれることだろう。

余談だがイャンクックの素材から生産できるイャンクック砲シリーズは、
ある名高い巨龍砲のベースとなっている。
それはもしかしたら、一部のハンターのウワサとなっている「全盛期のイャンクック伝説」と
何か関連があるのかもしれない・・・。


若き狩人よ、油断するなかれ

ハンターは何時でも狩りの準備を怠ってはならない。
特にガンナーは弾が生命線。そういう意味では薬類よりも余程大事なものであると言える。
弾の切れたヘビィガンナーなど転がるだけの石ころに過ぎない。
例え、依頼人やギルドガードが“安全”と言い切る狩場であっても、彼らの所見に
全てを委ねてはならない。自分の身を自分で守るのは最低限のこと。
いつ誰かに襲われるかわからない危険と、常に背中合わせなのがハンターだからだ。
そう、特にこんな嵐の夜は…。


今回の依頼は雪山草の納品。採取ポイントはすでに把握している。
つい懐かしくて、あれだけガウシカのエサを量産して途方も無く歩き回ったのだし、
雪山の名を冠するだけあってそこら中に自生している。

私は、遥か頭上から氷柱が襲ってきそうな氷の洞窟を抜け、山頂の手前に位置する広場に出た。
広場の中央にはガウシカの群れがたむろしていて、食事を摂ったり角を絡ませてじゃれあったり…
そこには普段見ることのできる雪山の景色が広がっていた。
谷間から吹き込む雪風を避けるように、静かに揺れる雪山草の群生を視界の端に捉えた。
私はポイントに取付いて膝をつき採取を始めた。
その内、吹雪が少し和らいできたようで真白い視界が少しずつ色付いてきた。
山が奏でる轟音も穏やかになり、吹き抜けの先の岩肌まで見えた頃、ガウシカたちが騒ぎだした。

ガウシカたちは何かに怯え、身の危険を自他に示すような声色で鳴いている。
これは草食種が危険を感知したときの合図であり、ハンターはそれを聞き逃すことはない。
なぜならば、それは大型モンスターの接近を意味するものだからである。
流れる冷気が生温さを帯びはじめ、鼻腔を流れる空気にも少しずつ血の匂いが混じる。

ガウシカたちが一斉に駆け出すと、広場の中央に影が現れた。
私は握っていた雪山草をポーチに放り込んでボーンシューターを担ぎ直し、
影に向かって走り出した──。

P2G-021

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ダイヤモンドダストをもう一度

ガチャガチャ…あった、あったわ。
うーんやっぱりボーンシューターはコレよねぇ。美しいわ…(うっとり)。
他の武器種は下取りしてもらって、この子の強化資金にあてましょう。
猟装は適当に…レザーライトとグリーンジャージーでいいわね。
あとはカラの実、ハリの実、ピッケルに虫あみをポーチに詰めてっと。
よし、準備おっけー!

え?どこに行くのかって?見て分かるでしょ狩りよ狩り。
私、普段はお店やりながら物書きしてるんだけどね。
思い出したように、たまにこうやって狩りに出るのよ。
まあ店番はオトモのナツたちがしてくれるし、
最近は創作活動にも行き詰まってるし…コホン、なんでもないわ。

あら、あなたも狩場をみたいの?
そうね、私も一人じゃ淋しいし…良いわ、着いていらっしゃいな。
私、ジュジュ=メーベルトが深雪の狩場を案内するわ。

P2G-000


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日々の狩猟記録や、狩りに纏わるお話を綴っています。
重弩を用いた攻撃支援術専攻。

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