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2011-08

闘角士、砂原にて

闘角士、砂原にて

ベースキャンプからほど近い岩壁の淵。
アリ塚が高々と立ち並ぶ半砂漠地帯を見下ろせるその場所に、彼女はいた。

その傍らには蜂の巣と化したリノプロスが二体横たわる。
少し熱を帯びた愛銃のディアーカを背負いなおした彼女は、鮮やかなミントブルーの
ルドロスコートのポケットから双眼鏡を取り出し、その場に腰を下ろした。
目に宛がったその丸いガラスが映したのは、堅牢な二本の角を備えた大きな砂の塊だった。

「2300前後ってとこかな。」

その塊をじっと見つめながら続けて何かを呟いたかと思うと、
天に翳した右手から不機嫌そうな顔を覗かせて、ジリジリと照りつけて肌を焼く太陽を
切れ長の眼を細めてキッと睨んだ。
ポケットに双眼鏡をしまって、代わりにお気に入りのミントフレーバーのガムを取り出し口に含む。
鼻腔を優しく撫でるミントの香りと冷感に、不機嫌そうなその表情を少し緩ませたようだった。
その後に飲むクーラードリンクが、またたまらないんだとかなんだとか・・・。

左手で砂を掻き、右足で蹴って前転する。重量70ものボウガンを背負っているとは
思えないほど身軽にその体を起こした彼女は、一散に駆け出した。

先の目標は洞窟前広場のもう一方の砂の塊。
上位ハンターには「4本の角」として知られるその狩猟に挑んだのだった。

                    ―オオカミの手記「闘角士、砂原にて」より抜粋ー

          

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日々の狩猟記録や、狩りに纏わるお話を綴っています。
重弩を用いた攻撃支援術専攻。

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