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2012-01

セカンドインプレッション

ラギアクルス-キャプチャ

―それは刹那。
雷公は尻尾をしならせ後退するとその大きな身体を縮込ませとぐろを巻いた。
背電殻から電流を垂れ流し、渦巻状になった雷公の眼光が鋭さを増してゆく。

「…くる!」

警戒は確信へと変わる。
僕は雷公から放たれる殺気が触れるより先に、距離を詰めてボウガン、
ボーンバスターを胸に抱いた。
次の瞬間、雷公は溜めた力を解き放つように、渾身の体当たりを僕に浴びせた。
僕は彼の身体の隙間を縫うように回避する。蒼い雷がすぐ傍を掠めてゆく。
身に纏ったケルビの革を焼くが肉までは届いていない。
だが、それで終わりではなかった。

雷公は攻撃が避けられるや否や、先ほどよりもよりも素早く力を溜め再び襲い掛かってきた。
蒼い稲妻が僕を攻める。その身と精神を焼き尽くさんと襲い掛かる。

次に避ける空間がないことを悟った僕は覚悟を決め、
ボウガンのストックを堅く握ってシールドを構えた。
だが、ガードが成功したところで残りの体力では力尽きてしまうだろう。
それは火を見るより明らかだった。

「…きやがれっ!」


声を荒げたその時、僕の体を緑風の旋律が包む。僅かだが身体の傷が癒えてゆく。
「……!!」ボウガンと僕の身体が激しく軋む。
文字どおり電気のように痛みが全身を駆け抜けるが、なんとか意識は保たれていた。

「チャッ!チャッ!チャッ!みんな元気にっ!
しっかりするっチャ!」


旋律の主が僕に発破をかける。
僕は攻撃を終えた雷公のガラ空きの背中に火炎弾2発を撃ち込んで、
その場を離れた。隙を見て納銃し、ポーチから薬類を取り出す。
回復薬グレートを二つ、応急薬を一つ摂取。命懸けのリカバリータイムだ。
お腹がいい加減ダボダボだが、死ぬよりはましだ。

「さんきゅ、チャチャ。命拾いしたよ。」

ポーチを閉じて抜銃装填すると、
今度は紅風の旋律が僕の身体を包んだ。鬼人の如き力が湧いてくる。

「ダァ~!これがミラクルスイートダンスっンバ!
あんなヤツに負けないのダァ!」

「おう!いくぜ、カヤンバっ!」

僕は雷公を睨み付けその牙を剥く。
しかし、絞りだす覇気とは裏腹に、精神と身体は疲弊し、弾薬も残り僅か。
その頃、時計の針はすでに40を数えていた。―

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日々の狩猟記録や、狩りに纏わるお話を綴っています。
重弩を用いた攻撃支援術専攻。

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