FC2ブログ

2020-08

そして新たな旅路へ。

今回の帰省はモガの村の仲介役・アイシャから呼び戻されてのことだった。
「ギルドからの重要な通達があったのでそれを伝えたい。」
そう記された便りが、ロックラックにある僕のゲストハウスに届いていた。

「実はこの度、新しい狩場の拠点が拓かれたんですっ!」

「おぉ。どこなの?」


「ふふふ。知りたいですか?知りたいですね?
そうか、そうですか。ならば心して聞くがよいですよ!」

「はよいえ。」

「その名もタンジアですっ!」


タンジア1

交易の中継地として利用されている、“船乗りのオアシス”と呼ばれる活気あふれる港、タンジア。
船長からその名を耳にした事はあったけれど、まさかギルドがおかれることになろうとは。
アイシャの話によると、タンジアは交易の中継地であるだけに広大な港らしいのだが…。
そのくせ陸路は開発が進んでおらず、ロックラックのように一ヶ所にハンターを集めるのではなく、港にいくつもギルドを設けて運営しているらしい。要は近場の村のハンターで寄りあい狩猟をするのだという。生憎、僕が籍をおくことになるであろう最寄りのタンジア港の周辺には今のところこのモガの村しかないので、今回はひとりの狩旅になりそうだ。

「是非、この機会に私の仲介役としての株を…あ、いや、
モガの村のさらなる繁栄とヴォルさんの名声を轟かすために、タンジアでの狩猟に参加しようって寸法なのですっ!」

「前半は聴かなかったことにするね。わかったよ、じゃあさっそく依頼を。」

「ほいほいっ!あ、その前に…今装備しているボウガンと猟装は部屋に置いてきて下さいね♪」

「キールとブランカを?えぇ、なんで?」

「わかっちゃいないなぁ。新しい狩場ですよ?新しい気持ちで再出発するのですっ!」

ハンターが狩猟で使用する武器、並びに防具は、その国で製造されたものでなければならない。
生産強化技術の流出や、密猟などの治安上の問題を防ぐために、他国への持ち込みはハンターズギルドによって厳しく規制されている。同じモガの村で受ける依頼であっても、タンジア領の狩場となれば例外ではないらしい。

「そのままの格好でタンジア領に踏み入ろうものなら、関所の憲兵さんに身ぐるみ剥がされちゃいますよ?クスクス」

「ぐむむ…。」

「代わりと言っては何ですが、タンジア領で使える武具がハンターズギルドより支給されています。キルシェちゃんがお部屋に用意してくれてるので、どれでもお好きに使って下さいね。」


どれでもお好きにとは言うけれど、おそらくは何の改良もされていないものだろうな…。
近年のハンターズギルドは事業の拡大のため、世界各地にギルドを敷きつつある。以前まではハンターが拠点を移した場合、前の土地で使っていた武具はギルドで換金してくれていたのだが、昨今は新事業の資金作りのためなのか削減されている。むぅ…またじぃちゃん(村長)へそくりくれるかな?
僕は、意味もなくテンション最高潮のアイシャに力なく手を振って部屋に戻った。

マイルーム

部屋にはといつも使っているボックスの横に、真新しいボックスが並べられていた。
中を覗けば武器が12種類と、防具はレザー一式。
上質な品々とは言えないが、きれいに手入れがしてあるのはキルシェの仕事だろう。

「少しの間、おやすみ。」

名残惜しいが仕方がない。
僕らハンターがギルドの規則を破ればその時点でハンターではない。
自然を守るハンターが治安を乱すことは許されることではないのだ。
キールとブランカをいつものボックスに納めて、新しいボックスを開ける。
まずは馴染み深いレザーに袖を通して、次は武器を選ぶのだが…。

MH3G006

早速ヘビィボウガンを取り出してみると、なにかしっくりこない。
それもそのはずで、ロックラックで開発されたアセンブルボウガンではなく、一式仕様のものだっのだ。どうやらタンジアではアセンブリ機構のボウガンは採用なれなかったらしい。
ただし、中の構造は変わっているようで、ロックラックのヘビィと比べると随分軽い。
このボーンシューターというヘビィは、見た目はパーツが欠けたロックラックのフルヘビィそのものなのだけど、また違った扱い方が出来るのだとか。詳しくはあとで加工屋のじっちゃんに聞いてみよう。新しい狩場なのだから、新しい武器を扱うのも悪くない。ヘビィボウガンには遅かれ早かれお世話になるのだろうしね。

「他には何があるのかなっと…。」

続いてボックスを覗くと、現在のロックラックでは使用が認められていない、
文献でしか知らない武器が何種かあった。
子供が玩具箱をひっくり返すように、ごちゃごちゃとボックスから取り出しては床に転がす。
キルシェの熱い視線に気が回らないほどに、僕は夢中だった。

「弓、双剣、狩猟笛…むむっ、これは?」


MH3G007

最後に見慣れないランスがお目見えした。セパレートしている柄は砲身のように見える。
砲身のような柄の切っ先には大きい銃剣が取り付けられていた。そうか、これが銃槍、ガンランス。
以前読んだ文献にはこう記されていた。
「右手に堅壁、左手に重機槍。爆砕の連撃は森羅万象を打ち破る。高威力の竜撃砲や、
装填されたすべての弾を撃ち出すフルバーストは隙は大きいが絶大の威力を誇る。」
…かっくいい!!

「よし、これにしよう。」

僕はアイアンガンランスを背負いアイシャの待つカウンターに向かった。
…キルシェに片づけを頼んで。

関連記事

● COMMENT ●

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dmc888.blog82.fc2.com/tb.php/116-35bb7148
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ファーストインプレッション «  | BLOG TOP |  » ただいま、モガの村。

Writer

*JuJu*

Author:*JuJu*
日々の狩猟記録や、狩りに纏わるお話を綴っています。
重弩を用いた攻撃支援術専攻。

dos:JuJu
P2G:JuJu
WiiG:JuJu
tri:JuJu,Volf
P3:Kirsch
triG:Volf

Produced by しゃる
※当ブログのバナーです。
ご自由にお持ち下さい。

Twitter

Recent

Comments

openclose

Index

MH3 (59)
一匹狼 (12)
愛銃・猟装 (7)
デュオ (5)
雑記 (33)
MH3G (16)
MHP3 (5)
MHP2G (9)
未分類 (10)
MH4G (0)

Tag Cloud+Search

Link

Owner's Link

Guns Clan (BBS)

Mail

お問い合わせはこちらから。
お気軽にどうぞ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

About

当ブログの「モンスターハンター」シリーズに関する事項の著作権は全て株式会社カプコンに帰属します。

Visitor