2017-10

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魚竜よ、踊れ

P2G-006

私は静かに練っていた体の気を、大剣使いの渾身の溜め斬りの如く腰に集中し、
針にかかった獲物に自分の全体重をのせ対岸に向かって一気に竿を振り下ろした。

キラキラと水しぶきを上げて瑠璃色の鱗が宙を舞う。
太陽を遮る巨大な影は私の頭上を通り過ぎ、まるで雨のように滴を降らせていった。
生い茂る雑木林の中に大きな音を立てて打ち付けられると、密林に迷い込んだ嵐の如く次々と木々をなぎ倒した。
地響きを鳴らしながらピチピチと跳ね暴れる魚竜ガノトトスは、その反動を利用して備えた二本の足で今日に起き上がり、尾を翻して振り返ると自身を地上に打ち上げた犯人、つまり私に向かって逆撃のブレスを一閃した。

すでにボーンシューターを展開していた私は、歩を進め軸を僅かにずらして回避し、限りなくガノトトスの正面に近い位置から貫通弾を撃ち放った。
貫通弾の一閃は頭を貫き腹部まで達する。

尾にまで響こうかという弾の激痛に耐えかねたのか、距離を詰めようと地面に腹を打ち付け、
泳ぐように這いずってきた。
ガノトトスの這いずりは、ガンナーにとっては一番の悪手だが、適正距離を保っていれば回避は容易。
攻撃動作の前に側面に回っていた私には当たるはずもなかった。

ガノトトスは現状の形勢を立て直そうと水面に向かって走り出した。
このままでは分が悪いと判断したのだろう。水中ならば自分の土俵だ。
私はすかさずバレルロールを回し、弾丸を換装するとヒレ目掛けて射撃した。
着弾を確認すると貫通弾を再装填し“定位置”に構えてスコープをのぞいた。
砂と血で汚れた体を清めるようにして水面に舞い戻ったガノトトスであったが、
自分の背中から放たれた不意の爆音に驚き跳ね上がると再び宙を舞った。
二度目の雨はにわかに赤い。

それはまさしく、着水前に撃ちこまれた徹甲榴弾がガノトトスの安息を奪った瞬間であった──。

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