2017-06

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砂塵に抱かれて

彼は私の「光」だった。
私が歩む暗がりの道を、いつも温かく照らしてくれた。
私は彼と、酒場で知恵を絞り、狩場で景色を眺め、そして得難い仲間を集めた。
猟友であり、好敵手であり、そして相棒。それはこれからも変わらない。
心強い背中を追ったあの日を、私は忘れない。


彼女はガンナーではなかった。だが、私の銃を愛用してくれた。
吹かせる緑風は優しく、私はそれが嬉しかった。
誰よりもロックラックを愛し、そして愛されたハンター。
寝惚け眼で彼女は言う。
「ん?何か?」
そんな彼女を、いつも私はダンスホールに連れ出す。
また踊ろう。手を取るよ、何度でも。


私の意図的な呼び間違いから定着した彼女の愛称。
弟子と認めたその日から私は呼ぶ事をやめたけど、今では色んな人に愛されている。
誰に言うわけでもなく、ほんの少しの親心が囁く。
「これからも彼女をよろしく」と。
世界から離れ、眠りにつく彼女を想う。再び彼女の追い風になれることを、切に願う。


「なんか面白いやつがいるな!」
始めて顔を合わせたとき彼女はそう私に言い放った。
失礼極まりないが、不思議と腹は立たなかった。
その屈託のない笑顔は向日葵のようで。
日陰で見せる横顔は淋しそうで。
会えなくなるなら、また出逢おう。太陽はいつでも、君の帰りを待っている。


彼女はいつも笑ってくれた。
人懐こいその笑顔は、優しく通り抜ける風のように皆をいつも包んでくれた。
謙虚で努力家の彼女は自分を信じれないでいたが、私も皆も信頼してやまなかった。
それはまるで夜空を彩る華火のように。
流離いの月は今宵も天高く舞い上がり、各々歩む道を照らしてくれる事だろう。


私は砂塵の狐狼だった。
「白狼」と銘打たれて表舞台に出ても、暗闇を好み狼狽していた。
だが私は一筋の緑風に愛された。私の砲声を、愛してくれる人たちに出逢った。
常に同じ道を歩んできたわけでない。しかし、何度も惹かれ合った。

また語ろう。夫婦の影が浮かぶ孤島の月を眺めたあの夜のように。
また踊ろう。星屑の白砂と夢中で舞った砂原の舞踏会のように。
また笑おう。海竜の咆哮で水没林の崖から転落したあの時のように。
また遊ぼう。氷牙竜を待ちながら戯れた凍土の黒猫のように。
また猛ろう。鉢合わせた火竜をも制し大炎上した火山のように。
また集おう。砂の浮かんだ杯を愛でたあの酒場の日々のように。

再び同じ場所で狼煙を上げるその日まで。どうかお元気で。


ロックラック


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